「上司ガチャ」に外れた時の正しい判断
「上司と合わない」
転職理由のランキングで、常に上位に位置するこの言葉。
人間関係で会社を辞めること自体は、決して逃げではありません。
ただし、「合わない」の中身を勘違いしていると、転職先でも同じ地獄を繰り返します。
悪口診断のタイプで見た時、上司には大きく2種類あります。
「逃げるべき上司」と「実は相性が良い上司」です。
今すぐ逃げるべき上司
AHOT(イキりグラサン)型上司
「やる気あんの?」「使えねーな」「俺が若い頃は…」
感情で部下を殴るタイプ。指示は曖昧、怒りのポイントは日替わり、手柄は横取り。
このタイプの上司のもとにいても、あなたが成長するのは「理不尽に耐える力」だけです。
それは成長ではなく、ただの摩耗です。
AROT(マウントゴリラ)型上司
「結果を出せ」「プロセスに興味はない」「代わりはいくらでもいる」
冷徹に部下を数字でしか見ないタイプ。人間を「リソース」として扱い、壊れたら入れ替えるだけ。
一見「厳しい上司」に見えますが、実態は「部下の成長に興味がないだけ」です。
この二つのタイプに共通するのは、「部下を育てる気がない」こと。
見極め方は簡単です。「この上司は、自分が成長することで喜ぶか?」と問いかけてください。
答えが「NO」なら、即座に逃げる準備を始めましょう。
実は相性が良いかもしれない上司
BROG(繊細ヤクザ)型上司
「このレポート、根拠が弱い」「なぜこの結論になったか説明して」
口うるさくて細かいですが、このタイプの上司はあなたの論理的思考力を鍛えてくれます。
あなたがHysteric属性で「なんとなく」で仕事を進めていたなら、BROG上司の「なぜ?」攻撃は最高の筋トレです。
嫌いだけど成長する。それが相性の皮肉なところです。
ARSG(ぺちゃくちゃオウム)型上司
「まあまあ、とりあえずやってみようよ」「失敗してもいいからさ」
一見頼りないですが、このタイプは心理的安全性を作るのが上手い。
Beta属性のあなたが「失敗が怖い」と萎縮している場合、この上司の「大丈夫大丈夫」は案外救いになります。
「上司が嫌い」と「上司のもとで成長できない」は別問題
ここを混同すると、転職は失敗します。
嫌いだけど成長できる上司のもとからは、逃げない方がいい。
好きだけど成長できない上司のもとからは、実は逃げるべきです。
「優しくて居心地のいい上司」のもとにいると、ぬるま湯で茹でガエルになります。
3年後、気づいた時には市場価値ゼロの「社内でしか通用しない人間」が出来上がっています。
逃げる前に確認すること
転職を決意したら、最後に一つだけ確認してください。
「自分は、どの上司のもとでも同じ不満を持たないか?」
もしどの上司に対しても「合わない」と感じるなら、問題は上司ではなくあなた自身の「合わせる力の欠如」かもしれません。
それは転職では解決しません。どこに行っても「上司ガチャ外れた」と言い続ける未来が待っています。
結局のところ、上司との関係は「鏡」です。相手の嫌なところが目につくのは、大抵あなた自身にも同じ要素があるから。
逃げる前に、一度だけその鏡を覗いてみてください。

